
デジタル化・AI導入補助金って、うちも対象になるのかな?



新しい制度や申請方法も確認してみましょう!
クリニックに電子カルテやレセコン、POSレジ、自動精算機などを導入したいものの、高額な初期費用に悩んでいる方も多いでしょう。デジタル化・AI導入補助金は、中小企業や小規模事業者によるITツールの導入を支援する制度です。
2026年度から旧IT導入補助金の名称が変更され、AIを含むデジタル技術の活用がより明確に打ち出されました。
補助金活用を相談できる自動精算機メーカーも紹介するため、受付・会計業務を効率化したい方は参考にしてください。
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クリニックのデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)とは?


デジタル化・AI導入補助金は、クリニックを含む中小企業や小規模事業者が、業務効率化や生産性向上につながるITツールを導入する際に利用できる制度です。
デジタル化・AI導入補助金はクリニックのITツール導入を支援する制度
デジタル化・AI導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際に、対象経費の一部を国が補助する制度です。クリニックでは、電子カルテやレセコン、予約システム、会計ソフト、POSレジなどの導入に活用できる可能性があります。
ただし、市販されているすべてのシステムが対象になるわけではありません。原則として、事務局に登録されたIT導入支援事業者から、登録済みのITツールを導入する必要があります。導入したい製品名だけで判断せず、申請する年度の登録状況や対象となる機能、料金プランまで確認しましょう。
IT導入補助金からデジタル化・AI導入補助金へ名称が変更に
これまで「IT導入補助金」と呼ばれていた制度は、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」へ名称が変更されました。単にIT機器やソフトウェアを導入するだけではなく、AIを含むデジタル技術を活用し、企業の生産性向上や競争力強化を進める目的が名称に反映されています。
名称は変わりましたが、IT導入支援事業者と共同で申請する基本的な仕組みは引き継がれています。過去の案内やメーカーのWebサイトでは、旧名称の「IT導入補助金」が使われている場合もあるため、両方の名称で情報を確認するとよいでしょう。



対象設備や条件を確認して、デジタル化・AI導入補助金を上手に活用しましょう
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クリニックが利用できるデジタル化・AI導入補助金の概要


デジタル化・AI導入補助金には複数の申請枠があり、それぞれ対象経費や補助率が異なります。クリニックの目的に合った枠を選ぶことが重要です。
通常枠
通常枠は、クリニックの業務効率化や労働生産性の向上につながるITツールを、幅広く導入できる申請枠です。ソフトウェアの購入費やクラウドサービスの利用料に加え、設定、研修、保守サポートなどの導入関連費用も対象になる可能性があります。
補助額は、ITツールによって改善する業務プロセスの数に応じて変わります。1プロセス以上を含む場合は5万円以上150万円未満、4プロセス以上を含む場合は150万円以上450万円以下が基本です。POSレジや電子カルテなどの導入を検討しているクリニックは、まず通常枠の対象になるか確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
| 補助対象経費 | ソフトウェア購入費、クラウド利用料、機能拡張、データ連携、セキュリティ、導入設定、研修、保守サポートなど |
| 対象者 | 中小企業・小規模事業者に該当する個人開業医や医療法人など |
| 補助率 | 原則2分の1。所定の賃上げ要件を満たす場合は3分の2 |
| 補助額 | 1プロセス以上は5万円以上150万円未満、4プロセス以上は150万円以上450万円以下 |
インボイス枠(インボイス対応類型)
インボイス枠のインボイス対応類型は、インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフトの導入を支援する申請枠です。対象ソフトウェアと一緒に導入する場合は、パソコンやタブレット、POSレジ、券売機などのハードウェアも補助対象になる可能性があります。
クリニックでは、会計機能を備えたPOSレジや自動釣銭機と連携するシステムを導入する場合に検討できます。ただし、自動釣銭機やタブレットなどのハードウェアだけを単独で購入する申請はできません。対象ソフトウェアとハードウェアが登録された組み合わせであるかを確認する必要があります。
| 項目 | 内容 |
| 補助対象経費 | インボイス対応の会計・受発注・決済ソフト、クラウド利用料、導入関連費、パソコン、タブレット、POSレジ、券売機など |
| 対象者 | 中小企業・小規模事業者に該当する個人開業医や医療法人など |
| 補助率 | 50万円以下の部分は中小企業4分の3、小規模事業者5分の4。50万円超350万円以下の部分は3分の2。ハードウェアは2分の1 |
| 補助額 | ソフトウェア等は最大350万円。パソコン・タブレット等は最大10万円、POSレジ・券売機等は最大20万円 |
インボイス枠(電子取引類型)
インボイス枠の電子取引類型は、取引先との受発注をデジタル化し、インボイス制度に対応するための申請枠です。発注側の事業者がクラウド型の受発注システムを導入し、取引先である中小企業や小規模事業者が無料で利用できる仕組みを整える場合に活用できます。
患者との会計を効率化する一般的なクリニック単独のシステム導入には、利用しにくい枠です。一方、複数の医療機関や仕入れ先との受発注業務を行っている法人では対象になる可能性があります。自院の取引形態が制度の要件に合うか、IT導入支援事業者へ確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
| 補助対象経費 | インボイス対応のクラウド型受発注ソフトの利用料など |
| 対象者 | 取引先である中小企業・小規模事業者へ受発注システムを無償提供する事業者 |
| 補助率 | 中小企業・小規模事業者は3分の2、その他の事業者は2分の1 |
| 補助額 | 下限なし、上限350万円 |
セキュリティ対策推進枠
セキュリティ対策推進枠は、サイバー攻撃による情報漏えいや事業停止のリスクを抑えるための申請枠です。独立行政法人情報処理推進機構が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されたサービスの利用料が対象になります。
クリニックでは、患者の氏名や連絡先、診療情報など、取り扱いに注意が必要な情報を保有しています。電子カルテや予約システムのクラウド化を進める場合は、業務効率化だけでなくセキュリティ対策も同時に検討することが大切です。対象サービスは、最大2年分まで補助対象となります。
| 項目 | 内容 |
| 補助対象経費 | サイバーセキュリティお助け隊サービスの利用料。最大2年分 |
| 対象者 | 中小企業・小規模事業者に該当する個人開業医や医療法人など |
| 補助率 | 中小企業は2分の1、小規模事業者は3分の2 |
| 補助額 | 5万円以上150万円以下 |
複数者連携デジタル化・AI導入枠
複数者連携デジタル化・AI導入枠は、複数の中小企業や小規模事業者が連携し、地域や商業集積地全体のデジタル化を進めるための申請枠です。商工団体やまちづくり事業者、複数事業者で構成するコンソーシアムなどが申請主体になります。
そのため、一つのクリニックが自院だけで自動精算機や電子カルテを導入する場合には、基本的に利用しません。地域医療を担う複数の事業者が連携し、共通システムやデータ分析基盤を導入する場合は対象になる可能性があります。共同申請を検討する際は、構成員や役割分担を早めに整理しましょう。
| 項目 | 内容 |
| 補助対象経費 | ソフトウェア、クラウド利用料、ハードウェア、データ分析、外部専門家、事務費など |
| 対象者 | 商工団体、まちづくり事業者、複数の中小企業・小規模事業者で構成するコンソーシアムなど |
| 補助率 | 基盤導入経費は最大5分の4または4分の3・3分の2、ハードウェアは2分の1、分析・その他経費は3分の2 |
| 補助額 | 基盤導入経費と消費動向等分析経費は合計最大3,000万円。その他経費は最大200万円 |
医療法人については、常時使用する従業員数が300人以下であることなどが申請要件となります。個人開業医は、業種や従業員数などの中小企業・小規模事業者要件を満たすか確認が必要です。法人形態だけで判断せず、公募要領の対象者区分を確認しましょう。



まずは導入したいITツールを決めて、対象となる補助金枠を確認しましょう




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クリニックがデジタル化・AI導入補助金を申請する流れ


デジタル化・AI導入補助金は、クリニックだけで申請を完結させる制度ではありません。IT導入支援事業者と連携し、以下の5ステップで手続きを進めます。
最初にデジタル化・AI導入補助金の公式サイトや公募要領を確認し、自院が対象者に該当するかを調べます。申請枠によって対象経費や補助率、必要な業務プロセス、申請期限が異なるため、導入したい製品だけで申請枠を決めないことが大切です。
受付の混雑を減らしたい、会計ミスを防ぎたい、レジ締めを短縮したいなど、クリニックが解決したい課題も整理しましょう。課題とITツールの機能が結び付いていなければ、説得力のある事業計画を作成できません。補助金ありきではなく、導入目的を明確にすることから始めます。
申請には、法人や個人事業主が行政サービスへログインするための「GビズIDプライム」が必要です。取得に時間がかかる可能性があるため、補助金の締切直前ではなく、導入を検討し始めた段階で申請しておきましょう。
また、情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する「SECURITY ACTION」の一つ星または二つ星も必要です。SECURITY ACTIONの宣言後、申請に使用する自己宣言IDが発行されるまで数日かかる場合があります。どちらも交付申請前に済ませ、ログイン情報やIDを適切に管理してください。
次に、事務局へ登録されているIT導入支援事業者とITツールを選びます。IT導入支援事業者とは、システムの提案や申請手続き、導入後の報告などを支援する事業者です。クリニックが自由に製品を購入し、後から補助金を申請する仕組みではありません。
同じ製品名でも、料金プランやオプション、周辺機器の組み合わせによって補助対象になる範囲が異なる場合があります。電子カルテやレセコンとの連携費、設置費、研修費なども含め、どこまで登録されているか確認しましょう。複数メーカーから見積もりを取り、総額や保守内容を比較することも重要です。
ITツールが決まったら、IT導入支援事業者と共同で事業計画を作成します。クリニック側は、基本情報や財務情報、従業員数、現在の業務状況などを入力し、支援事業者側は導入するITツールの情報や見積内容を入力します。
事業計画では、システム導入によってどの業務を改善し、労働生産性をどの程度高めるのかを示すことが重要です。入力内容を支援事業者任せにせず、自院の課題や業務時間を正確に伝えましょう。必要事項を双方で確認した後、申請者が最終確認を行い、事務局へ交付申請を提出します。
事務局から交付決定通知を受け取った後に、ITツールの契約、発注、納品、設定、支払いを行います。交付決定前に契約や購入、支払いを行った費用は、原則として補助対象にならないため注意してください。
導入後は、請求書や振込記録、納品書などの証拠書類をそろえ、事業実績報告を行います。事務局による確認と補助金額の確定を経て、指定口座へ補助金が入金される流れです。補助金の受給後にも、一定期間にわたって事業実施効果報告が求められるため、導入効果を継続的に記録しましょう。



各STEPを順番に進めれば、デジタル化・AI導入補助金の申請がスムーズです
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クリニックがデジタル化・AI導入補助金の採択率を高めるポイント


補助金は申請すれば必ず受給できるわけではありません。採択の可能性を高めるには、自院の課題と導入効果が伝わる具体的な事業計画を作成する必要があります。
クリニックが抱える経営課題を具体的に整理する
事業計画を作成する前に、クリニックが抱える経営課題を具体的に整理しましょう。「業務を効率化したい」と書くだけでは、ITツールを導入する必要性が十分に伝わりません。
たとえば、診療終了後のレジ締めに毎日60分かかっている、会計待ちが長く患者から不満が出ている、現金の過不足が月に複数回発生しているなど、現在の状況を明確にします。そのうえで、自動精算機やPOSレジによって、どの課題をどのように解決するのかを説明しましょう。経営課題とITツールの機能を一貫させることが重要です。
システム導入による業務時間の削減効果を数値で示す
導入効果は、可能な限り数値を使って示しましょう。たとえば、会計対応が患者一人あたり3分から1分になる、レジ締めが60分から15分になる、月10件発生していた入力ミスを2件以下にするといった目標を設定します。
数値を示すことで、導入前後の変化が分かりやすくなり、事業計画の説得力も高まります。現在の業務時間が分からない場合は、申請前に数日から1週間程度、受付や会計、レジ締めにかかる時間を測定してください。推測だけで数値を作らず、実際の業務データをもとに目標を設定しましょう。
労働生産性の向上につながる事業計画を作成する
デジタル化・AI導入補助金では、ITツールを購入すること自体ではなく、導入によって労働生産性を高めることが重視されます。自動精算機を導入する場合も、「新しい機械を設置したい」という説明だけでは不十分です。
会計対応を自動化して受付スタッフが電話対応や次回予約の案内に集中できる、残業を減らして限られた人員で診療体制を維持できるなど、経営改善につながる流れを示しましょう。削減した時間をどの業務へ振り分けるのかまで記載すると、導入後の運用を具体的にイメージできる事業計画になります。
加点項目や賃上げに関する要件を確認する
申請する年度や枠によっては、賃上げ計画や各種認定、セキュリティ対策などが加点項目または申請要件に設定されることがあります。加点項目を満たせば必ず採択されるわけではありませんが、審査上の評価を高められる可能性があります。
一方、賃上げに関する計画を申請内容へ含めた場合、補助事業後に達成状況の報告を求められることがあります。補助率を上げるためだけに、実現が難しい数値を設定するのは避けましょう。公募要領の加点・減点項目を確認し、クリニックが継続して実行できる内容だけを申請に反映してください。
申請実績が豊富なIT導入支援事業者へ相談する
申請経験が豊富なIT導入支援事業者を選ぶことも重要です。実績のある事業者であれば、必要書類や申請スケジュール、対象経費の考え方を理解しているため、手続き上のミスを減らしやすくなります。
ただし、「採択を保証する」「必ず補助金を受け取れる」と説明する事業者には注意が必要です。最終的な採択は事務局の審査によって決まり、支援事業者が保証できるものではありません。申請支援の範囲、費用、導入後の実績報告、万が一不採択だった場合の対応まで確認し、信頼できる事業者を選びましょう。



事業計画や加点項目を確認して、採択率アップにつなげましょう
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デジタル化・AI導入補助金の活用サポートが行われている自動精算機メーカー5選
ここでは、補助金の申請支援や過年度のIT導入補助金への対応実績を確認できる、クリニック向け会計システムを紹介します。年度ごとに登録状況が変わるため、契約前に必ず最新情報をご確認ください。
スマレジ for Medical


スマレジ for Medicalは、クラウド型POSレジのスマレジを医療機関向けに活用できるサービスです。電子カルテやレセコンから会計情報を受信し、金額の手入力を減らせるため、入力ミスや受付スタッフの負担を抑えられます。
スマレジでは、2026年度のデジタル化・AI導入補助金に関する案内や導入支援を公開しています。ただし、申請から交付決定、納品までには一定期間が必要です。補助金を利用して開業時に導入する場合は、診療開始日から逆算し、余裕を持って相談しましょう。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 0円〜20万円程度(iPad・周辺機器別) |
| 月額料金 | スタンダードプラン:無料 プレミアム:5,500円/月 プレミアムプラス:8,800円/月 フードビジネス:12,100円/月 リテール:15,400円/月 |
| キャッシュレス手数料 | 約1.98%〜3.24%(決済方法による) |
| 運営会社 | 株式会社スマレジ |
クリニックキオスク


クリニックキオスクは、小規模な医療機関でも導入しやすいように設計された自動精算機です。大型病院向けの自動精算機と比べてコンパクトで、受付付近の限られたスペースへ設置しやすい点が特徴です。
過年度には、IT導入補助金の申請から採択後の報告までを支援する案内が公開されています。ただし、補助金の対象となるITツールや事業者は年度ごとに登録されます。2026年度に利用する際は、希望する本体やオプション、連携費用が登録済みか、メーカーへ問い合わせて確認してください。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額料金 | 要問い合わせ |
| キャッシュレス手数料 | 約3%前後 |
| 運営会社 | 株式会社クリニックキオスクBIZ |
OWEN


OWENは、患者側とスタッフ側の両方に15.6インチのタッチディスプレイを搭載した、医療機関向けセミセルフレジです。スタッフが会計情報を登録し、患者が自分で現金を投入するため、金銭の受け渡しや釣銭間違いを減らせます。
公式サイトでは、2026年度のデジタル化・AI導入補助金に関する支援開始が案内されています。電子カルテやレセコンとの連携可否、対象となる料金、申請期限を早めに確認しましょう。なお、公式サイトに掲載されている採択率はメーカー独自の集計値であり、採択を保証するものではありません。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 約80万円〜 |
| 月額料金 | 要問い合わせ |
| キャッシュレス手数料 | 約3%前後 |
| 運営会社 | 株式会社オーエン |
NOMOCA-Regi


NOMOCA-Regiは、クリニックの会計業務に特化したPOSレジ・自動釣銭機システムです。電子カルテやレセコンから会計情報を取り込み、現金の入出金を自動化することで、受付スタッフによる金額入力や釣銭計算のミスを抑えられます。
過年度にはIT導入補助金の対象ツールとして案内された実績があります。ただし、2026年度も同じ製品構成が補助対象になるとは限りません。自院で利用しているレセコンとの連携方法や、ソフトウェア、機器本体、設置費のうち補助対象になる範囲を確認してから申請しましょう。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額料金 | 要問い合わせ |
| キャッシュレス手数料 | 約3%前後 |
| 運営会社 | 株式会社GENOVA |
ハヤレジ


ハヤレジは、クリニック向けのセミセルフレジや自動精算機を展開しているサービスです。受付スタッフが会計を登録して患者が支払うタイプから、患者が会計操作を行う自動精算機まで、院内の運用や設置スペースに合わせて選択できます。
2025年度には、シリーズ製品がIT導入補助金の対象として案内され、申請を支援した実績も公開されています。2026年度の対象状況は変更される可能性があるため、申請前に登録ツールの名称、料金プラン、対象経費をメーカーへ確認してください。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 無料~ |
| 月額料金 | 約5,000円〜 |
| キャッシュレス手数料 | 約3%前後 |
| 運営会社 | 要問い合わせ |



補助金の申請支援に対応したメーカーへ、まずは相談してみましょう
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クリニックがデジタル化・AI導入補助金を活用するメリットと注意点


補助金を利用すると導入費用を抑えられる一方で、契約時期や対象ツールなどの要件があります。メリットだけでなく、申請前に注意点も確認しましょう。
システム導入にかかる初期費用を抑えられる
デジタル化・AI導入補助金を活用する大きなメリットは、ITツールの導入にかかる費用負担を軽減できることです。電子カルテやPOSレジ、自動精算機などは、ソフトウェアだけでなく、連携設定や設置、研修にも費用がかかります。
対象経費の一部が補助されれば、自己資金だけでは導入が難しかったシステムも検討しやすくなります。ただし、補助対象外のオプションや工事費が含まれる場合もあります。補助金適用後の金額だけを見るのではなく、対象外経費や保守料金まで含めた総支払額を確認しましょう。
受付・会計業務を効率化してスタッフの負担を減らせる
電子カルテやレセコンと連携できるPOSレジを導入すると、診療費をレジへ手入力する作業を減らせます。自動精算機や自動釣銭機を組み合わせれば、現金の受け渡しや釣銭計算も自動化できます。
受付スタッフが会計業務に追われる時間を減らせれば、電話対応や予約管理、患者への案内など、ほかの業務に集中しやすくなります。人手不足によって受付業務がひっ迫しているクリニックでは、単なる機器の入れ替えではなく、少人数でも運営できる業務フローをつくるための投資として活用できます。
会計待ち時間や現金管理の手間を削減できる
自動精算機を導入すると、患者が自分で診療費を支払えるため、受付窓口に患者が集中する状況を改善しやすくなります。セミセルフレジでも、スタッフが現金に直接触れずに会計できるため、金銭授受の時間を短縮できます。
また、自動釣銭機に投入された現金を機械が計数することで、釣銭間違いや現金過不足の防止にもつながります。診療終了後のレジ締めや残高確認にかかる時間が短くなれば、スタッフの残業削減も期待できるでしょう。
事務局に登録されていないITツールは補助対象にならない
デジタル化・AI導入補助金では、事務局に登録されたIT導入支援事業者とITツールを利用する必要があります。知名度の高い製品や医療機関向けの製品であっても、登録されていなければ補助対象にはなりません。
メーカーの公式サイトに過年度のIT導入補助金対応と書かれていても、2026年度に同じ製品が登録されているとは限らない点に注意してください。また、本体は対象でも一部のオプションや連携費が対象外になる場合があります。見積書の項目ごとに、補助対象となるか支援事業者へ確認しましょう。
交付決定前に契約・購入・支払いをすると補助対象外になる
補助金を利用する場合は、事務局から交付決定通知を受け取ってから契約、発注、納品、支払いを行う必要があります。交付決定前にシステムを契約したり、機器の代金を支払ったりすると、その費用は原則として補助対象外になります。
開業日や既存システムの更新期限が決まっている場合は、特に注意が必要です。審査結果が出る時期を考慮せずに申請すると、診療開始に間に合わない可能性があります。メーカーやIT導入支援事業者とスケジュールを共有し、交付決定後に正式契約する流れを守りましょう。
補助金は後払いのため導入費用を一時的に立て替える必要がある
デジタル化・AI導入補助金は、採択された時点ですぐに入金されるわけではありません。交付決定後にクリニックが導入費用を支払い、システムの導入と事業実績報告を完了した後に補助金額が確定します。
そのため、補助対象経費を一時的に全額支払える資金を準備しておく必要があります。補助金が入ることを前提に資金繰りを組むと、入金時期のずれによって負担が生じる可能性があります。対象外経費や消費税、月額利用料も含め、補助金が入金されるまでの資金計画を立てておきましょう。



補助金のメリットを活かすためにも、申請ルールをしっかり確認しましょう
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クリニックのデジタル化・AI導入補助金に関するよくある質問


最後に、クリニックがデジタル化・AI導入補助金を申請する際に疑問を持ちやすいポイントを解説します。
すでに導入しているシステムの更新や入れ替えにも利用できる?
既存システムから別のITツールへ入れ替える場合でも、新たに導入するツールが事務局へ登録されており、生産性向上につながる事業として認められれば、対象になる可能性があります。ただし、すでに契約しているサービスの単純な更新費用や過去に支払った費用を、後から申請することはできません。
既存ソフトウェアの利用期間を延長するだけの契約や、機能追加だけを目的とするプランも対象外になる可能性があります。現在の契約を解約して同じ製品を再契約すれば必ず対象になるわけではないため、更新前にIT導入支援事業者へ相談してください。
電子カルテやレセコンだけでも補助対象になる?
電子カルテやレセコンだけでも、通常枠に登録されたITツールであり、業務プロセスや生産性向上などの要件を満たせば補助対象になる可能性があります。ただし、すべての電子カルテやレセコンが対象になるわけではありません。
製品名が同じでも、クラウド版とオンプレミス版、料金プラン、導入支援の内容によって登録状況が異なる場合があります。また、パソコンやサーバーなどのハードウェアが通常枠ですべて補助されるとは限りません。導入予定の製品構成を決めたうえで、公式のITツール検索や支援事業者を通じて確認しましょう。
自動精算機や自動釣銭機のハードウェアだけでも申請できる?
自動精算機や自動釣銭機などのハードウェアだけを単独で申請することは、原則としてできません。インボイス枠のインボイス対応類型では、対象となる会計・受発注・決済ソフトウェアとあわせて導入する場合に、POSレジや券売機などのハードウェアが補助対象になります。
自動釣銭機を導入したい場合は、POSレジや会計ソフトとのセットが登録されているか確認してください。機器本体、制御端末、レシートプリンター、設置費など、どの項目が補助対象に含まれるかは登録パッケージによって異なります。
デジタル化・AI導入補助金とほかの補助金は併用できる?
異なる補助金へ申請できる場合はありますが、同じ機器や同じ費用に対して、国などから複数の補助を重ねて受けることは避ける必要があります。たとえば、POSレジ本体の費用をデジタル化・AI導入補助金と別の補助金の双方へ計上するような申請は行わないようにしましょう。
同じ年度のデジタル化・AI導入補助金でも、枠によって重複申請に関する扱いが異なります。別の設備や別事業であれば併用できる可能性もあるため、それぞれの公募要領を確認し、双方の事務局や支援事業者へ事前に相談してください。
デジタル化・AI導入補助金の採択率はどのくらい?
採択率は、申請枠や公募回によって異なります。2026年度第1回では、通常枠が申請2,028件に対して交付決定891件で約43.9%、インボイス対応類型が申請4,324件に対して交付決定2,027件で約46.9%でした。
第2回では、通常枠が約43.6%、インボイス対応類型が約55.3%となっています。セキュリティ対策推進枠は第1回が約72.7%、第2回が約71.4%でした。公表数値は申請件数と交付決定件数であり、採択率は両者から算出した目安です。今後の公募でも同じ割合になるとは限りません。
申請期限や補助金が入金される時期はいつ?
2026年度の申請受付は2026年3月30日に始まっています。2026年7月24日時点では、第4回締切が2026年8月25日17時、交付決定予定日が2026年10月7日、事業実施期限が2027年3月31日と案内されています。今後の締切は公式サイトで更新される可能性があります。
補助金は交付決定日に入金されるわけではありません。交付決定後に契約、導入、支払いを行い、実績報告を提出します。その後、事務局の審査によって補助金額が確定し、請求手続きを経て入金されます。具体的な入金日は、実績報告の提出時期や確認状況によって異なります。



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